渇いたコラム(byカラカラ山)

ただただ言いたいこと、感じたことをのんびりと。普段はラジオ番組にメールを投稿したりしてます。だいたいどのコラムも1,2分で読めるように心がけて書いております。。。

2.俺か僕か

 

  僕は心の中で自分のことを「僕」と呼んでいる。だが対外的には「俺」と呼んでいる。なぜ僕は自分のことを「俺」と呼んでいるのだろう...?

 

幼稚園の頃、年少の頃までは心の中でも外でも「僕」だった。年長になると「僕」は「俺」へと姿を変えた。周りの友人が全員「俺」だったからだ。ただかっこいいと憧れたのか、周りに合わせなきゃいけないとか思ったのか、あまり覚えていないけどそれが変えるタイミングだったのだろう。

 

じゃあ、なぜ心の中では「僕」のままなのだろう? 自分のことを「俺」と呼ぶ友人、「ウチ」と呼ぶ女子高生、名前のままで呼ぶナルシスト、全員そうなのだろうか…?

 

僕は多分「僕」でいたいのだろうと思う。しかし、周りの目や自己顕示欲に憚られて「俺」になったのだろう。それを証拠に僕は自分より立場が上である人間や、初対面の人と話す時は決まって呼称が「僕」になる。自分の中の「僕」が「俺」の足を引っ張っているのだ。

 

正直、自分の中では「僕」でいたいのか、「俺」になりたいのかはよく分からない。「俺」と自分のことを呼ぶのがかっこいいとは思わないし、「僕」と呼ぶのがダサいとも思わない。でも、「俺」の方が周りの空気に合うことが多いから「俺」と呼んでみる。

 

このことを仲のいい友人に聞いたことがある。その友人は心の中と対外的な呼称の変わるタイミングは同時だったと言う。彼は「俺」になりたくて「俺」になったのだろう。

 

僕はこれからも「僕」と呼びたい気持ちを押し殺して「俺」と自分を呼ぶ。多分、呼ばないように気をつけても自然とそう呼んでいる。

 

 

小学生の頃は息巻いて「周りに流されない人間になる」とか言ってたけどそれも無理そうだ。