8.100面相...?
誰しも人間は様々な顔を持ってると思う。
僕も大まかに分けて、少なくとも3つの顔を持っている。
1つ目は本名の時の顔。大学にいる時、家族といる時、友達といる時などはこの顔だ。この顔の時の僕はなるべく普通の人、一般人であるように心がけている。可もなく不可もなく、そういう顔だ。
2つ目は「カラカラ山」の顔。ラジオにメールを送る時、このコラムを書いている時、観覧やイベントなどでハガキ職人に会う時はこの顔だ。この時はわりかし素顔の自分に近い。ありのままの自分をさらけ出さないとメールを僕は送れない。
そして最後、3つ目はラップをしている時「DーM」としての顔だ。これはサイファーに行ったり、サークルに行ったりしている時はこの顔だ。この顔が1番クールぶってるし、1番カッコつけてると思う。
さて、大まかに3つの顔を述べた訳だがこの顔、たまに混在する時がある。例えば大学のラジオ好きの友達と話している時だ。僕はラジオ好きな友達には自分のラジオネームを言っている。そういう人たちには隠さなくても自分に害がないからだ。
他にもラップ好きの友達と話す時、ラップ好きなリスナーさんと話す時、ラジオ好きのラッパーと話す時など、いくらでも増やせる。
さらに細かく分ければ本名の時でもこの人と話す時はこんな感じで話して、あの人とはこう話して、この2人と話す時はこうで、この3人と話す時は…などなど無限に考えられる。100面相なんか比じゃないくらいだ。
このことを意識し始めてからたまに自分が今どの顔なのかわからなくなってくる。多分、日々新たな顔を生み出しているのだろう。減ることは滅多にない。減っているように見えて心の中にその顔は潜んでいる。
なるべく暗い顔は隠したい。人に良いと思われる、印象の良い顔を増やしたい…
そんなことを思いつつ、僕はコラムニスト(仮)の顔をまた今日も心の中にそっとしまった。