5.目立ちたがり
僕はちっちゃい頃から目立ちたがりだと思う。
でも結果的にはあんまり目立てない。多分そういう星の元に生まれてるんだと思う。
幼稚園の頃、僕は「オズと魔法使い」でオズ役がやりたかった。もちろん僕はジャンケンで負けてライオンという脇役になった。
小学校の頃も目立つぞ、目立つぞと思いながらジャンケンに負けたり、人気者に目立つ機会を取られたりして結局目立てずにいた。
いや、今も実生活ではそんな感じだ。目立っているような目立っていないような微妙な立ち位置。文化祭で漫才とかコントとかやっちゃうけど目立たない位置。それが僕だ。
でもそんな僕にもちょっとだけ目立てる場所を見つけてしまった。そう。ラジオだ。ラジオで読まれている時だけは何だかすごく自分が目立っているという優越感に浸ることが出来た。だから今も僕はラジオに投稿を送る。読まれたら喜び、読まれなかったら落ち込む。かなり落ち込む。
でも最近僕は思う。自分って何の為にラジオ聴いているんだ…?と。ラジオが面白くて聴いてたのにいつの間にか読まれる読まれないで振り回されてしまっている。
しかし、最近は読まれても読まれなくても気にしないようにしながら投稿している。そうすると不思議なもので「読まれなきゃ、読まれなきゃ…」と考えていた頃よりも採用数が格段に増えている。
今まではやりたいこと、成したいことの背中を追ってた僕だったがそれを気にせず生きていたらいつの間にかそのやりたいこと、成したいことを追い越し、僕がむしろ追われてた。と言うよりもやりたいこと、成したいことが僕についてきたのだ。
要するに僕の言いたいことは目立ちたいけど目立てない諸君、目立とうとするな。目立とうとせずに自然に生きてればそのうち勝手に目立つ時が来る。
ラッパー風にいえば「人生、楽しんだもん勝ち」なんだから。